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バークレイズ、AI活用などで2026年に約5000人削減へ 対象の約6割はソフトウエア開発関連

バークレイズ、AI活用などで2026年に約5000人削減へ 対象の約6割はソフトウエア開発関連

英金融大手バークレイズは22日、AI(人工知能)の活用による業務の効率化などを踏まえ、2026年中に全従業員の約5%にあたる5000人程度を削減する方針を明らかにしました。2026年上期にすでに約1000人を減らしており、残る約4000人は年末までに削減する計画です。AIによる生産性の向上を人員削減に結び付ける動きが広がる中での発表で、削減対象の6割はソフトウエア開発関連の部分から始まる記載が確認できます。

目次

数字で見る削減計画の輪郭

まず、発表された数字を整理します。削減規模は2026年中に約5000人で、全従業員のおよそ5%に相当します。ロンドン発で報じられた内容です。

内訳は、上期に実施済みの約1000人と、下期から年末までに予定する約4000人です。1年の前半で2割、後半で8割という配分になり、計画の重心は残りの半年にあります。

効率化が組織の形を変える瞬間

今回の方針で目を引くのは、AI活用による業務効率化が、現場の作業時間の短縮にとどまらず、組織の規模という経営判断にまで届いている点です。これまでAI導入の成果は「資料作成が速くなった」「問い合わせ対応が減った」といった個別の業務改善として語られがちでした。人員数という分かりやすい指標に結び付くと、話の重みが変わります。

ただし、発表で示されたのは「AI活用による業務の効率化など」を踏まえた削減という説明です。5000人のすべてがAIの導入だけで説明できるわけではなく、複数の要因を含む計画として受け止めるのが自然でしょう。AIは削減の背景の一つであり、唯一の理由として描くのは正確ではありません。

ソフトウエア開発に偏る対象

注目したいのが、削減対象となる人員の約6割がソフトウエア開発に関わる分野だという点です。AIがコードの下書きやテスト、修正の補助を担う場面が増える中で、開発部門は効率化の成果が人員計画に表れやすい領域の一つと言えそうです。

一方で、職種ごとの具体的な影響の広がりを、この数字だけで語るのは控えたいところです。確かなのは、金融大手の人員計画において開発分野が大きな比重を占めているという事実です。

生産性の先にある問い

企業がAIで効率を高めたとき、その成果をどこへ振り向けるのか。新サービスの開発や顧客対応の強化に回すのか、人員の縮小に反映させるのか。バークレイズの計画は、後者を選んだ具体例として、多くの経営者やマネージャの目に留まるはずです。

読者の皆さんの職場でも、AIの評価は「作業が速くなったか」で語られていないでしょうか。今回の発表は、その物差しに「雇用や組織がどう変わるか」を加える必要性を静かに突きつけています。年末までに残る約4000人の削減がどう進むのか、他の金融機関が同様の方針を打ち出すのか。AIと雇用をめぐる議論は、数字を伴う段階に入ったと言えます。

バークレイズ、AI活用などで2026年に約5000人削減へ 対象の約6割はソフトウエア開発関連

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